松山千春　下山　出獄

修行から帰ってきました。
研修と言う名の修行。
円覚寺で1泊2日。

きっついよ、座禅って。
ただひたすらじっと、数を数えて
時が過ぎるのを待つばかり。
股関節（笑）がすごく痛い。
その痛みと眠気に耐える、耐える、耐える。
うっかりすると、バシっと叩かれるので、
常に緊張。
痛みと緊張で視界がおかしくなって
気持ち悪かった。

座禅を組んでいるとき以外も、常に緊張。
事細かなルールを少しでも間違うと
怒鳴られる。
松山千春みたいな和尚さんに。

せっかくの同期での合宿でも、
話すことなんてできない。
常に黙っていなければいけないから。
ご飯の間も座禅、沈黙、超速で。
麦のごはんに、たくあん、梅干。
それだけの食事。
おかわりも出来るけれど、
作法がめんどくさいし、怖いから
ちょっとだけで、早く食事が終らないか、
食事の時間がなくならないか。
そんなことばかりを考えてしまう。

お風呂もお湯が出ないし、
男子風呂からなんか降ってくるし（笑）

下山の頃には、O脚がよくなり、
股関節がやわらかくなってた。


下山して、みんなでおいしいご飯が食べたくなった。
だから、飲み。
そのあたりを知っているということで、
幹事になっちゃった。
そしたら、帰り、男の子が1人行方不明に。
酔ってたからみんなで心配して電話かけまくり。


会社帰りのUさんと待ち合わせして、
また飲んで、お泊まり。
座禅させてみた（ヒドイ？）
普通に痛くなさそうだったのが癪。

寝てたら、怖い夢を見て、
目が覚めて泣いちゃった。
もう、子供みたいに。
人の前でこういう泣き方はすごく久しぶり。
泣いていると涙が止まらなくて、
でも、それが少し恥ずかしくて笑っちゃったり。
すごく心配された。
落ち着くまで付いていてくれた。
会社に遅れそうになりながらも。
どうしたらいいのか、困ってた。
なにかあったら言いなってギュってされた。

前にもこの夢は見た事があるんだけれど、
誰か男の人に私が殺されそうになって、
私がその人を殺そうとする夢。

なぜ、こんな夢を見るのか、
少し分かる。
なんだか不安で、
きっかけは、父の死を目撃した事で、
怖いからなんだ、たぶん。

父が死んだ事そのものじゃなくて、
死んでいるのを発見したのが自分で、
自分がもうちょっと早く気付いていたら
そう、思っているから。

結果的に、自分が殺しちゃったんじゃないか。
それに、もしかしたら、事故じゃなくて、
自殺なのかもとか思っちゃうからだ。

どうしたらこれがなくなるのか分からない。
でも、隣りにUさんがいてくれて、
本当によかった。